自律神経の不調でお悩みの方
✔整体・マッサージなどを受けるとかえって体調が悪くなる…
薬や漢方、カウンセリングを受けているけど改善しない…
有名な整体・鍼・マッサージを受けても一時的にしか良くならない…
多くの自律神経治療は自律神経(末梢神経)への外部からの刺激によっておこる脳の反応を利用して症状を緩和しています。
■医療の現場であれば「薬品による外部からの刺激」や「不足した伝達物質の処方」などで脳が反応し症状が緩和します。
■治療院であれば矯正や鍼やマッサージ、あるいはストレッチ等による外部からの刺激によって脳が反応し症状が緩和します。
いずれも外から自律神経(末梢神経)を刺激した時に起こる脳の応答による神経の「抑制」「興奮」が起きるため一時的に体は変化したり楽になったります。
しかし、自律神経に乱れを起こす原因そのものには何も働きかけがなされず放置されているので、この文章をご覧いただいているあなた様も経験があるかもしれませんが、一時的に症状が楽になっても当然ながら何回でも症状は元に戻るし、原因の放置期間が長いほど悪化する可能性もあります。
自律神経は人間のすべての活動の「調節」をしています。
自律神経の役割は、
呼吸を整える 心臓を動かす、整える 体温を整える 汗の量を調整する
排尿の調整をする 胃腸の動きを適時調整する 痛みを調整する
心配・不安・焦り・興奮・恐怖といった情動反応の交通など
実はここに書いた自律神経の役割はほんの一部です。実際の自律神経の役割はここには書ききれないぐらいあります。
さて、皆さんは自分の意思や思考で自分の体を操っていると思っていませんか?
実はそれって大きな間違いなのです。私たちの意思や思考で活動している体の機能なんて全体のほんの数パーセント程度。私たちの体の働きのほとんどは、まるで操り人形のように「脳」に支配されています。
その脳と体をつなぐ糸の役目をしているのが「自律神経」です。ですから自律神経が単独で体を操っているわけではありません。自律神経をコントロールしているのは人の体の総司令本部である脳の「視床下部」という場所です。
自律神経をコントロールしている視床下部
脳の「視床下部」は人間が生きるための総司令室です。
体の調節をするのは自律神経ですが、更にその自律神経をコントロールしているボスが「視床下部」です。
その「視床下部」は脳全体のたった0.3%(6mm、4g)の大きさしかないのに人間の活動のほぼ全部請け負っています。
視床下部は大脳辺縁系(食欲や性欲、快・不快、怒り・驚きなどの情動をつかさどる)などの影響を受けつつ、「脳幹」や「脊髄」に作用し、自律神経活動へとつながります。
自律神経が異常を起こす原因
ではなぜ自律神経は異常を起こし身体に不快な症状を起こすのでしょうか?
自律神経は視床下部から指令を受け脳幹や脊髄に作用します。脳幹や脊髄は生命維持に重要な中枢部であるため背骨に守られ、その背骨の中を通過します。
ですから脳幹や脊髄の通り道である背骨は正常な状態でなければなりません。
しかし背骨の構造上、ズレを起こしやすい背骨の場所があります。それが背骨の一番上の骨である第一頸椎です。
首から腰まである背骨と背骨の間には椎間板という軟骨があってそれぞれが背骨と強固にくっついています。
唯一、第一頸椎の上下には軟骨がありません。第一頸椎の上にある後頭骨と下にある第二頸椎の間に挟まれ、まるで浮いているかのような構造になっています。他の背骨とくっつくことなく浮いているような第一頸椎ですからズレを起こしやすくなっています。
第一頸椎をズレさせる脊髄硬膜
第一頸椎をズレさせる理由、それは脊髄硬膜という脳と脊髄を覆う膜状の袋が影響します。脊髄硬膜は脳から仙骨までの脊髄を覆い、後頭骨と仙骨で固定され、その中は脳脊髄液という液体で満たされ中枢神経の保護や栄養の補給、老廃物を運び出す役割をしています。
この脳脊髄液は脊髄硬膜の伸び縮みするリズミカルな動き(1分間に8回から10回ほど伸縮)と後頭骨と仙骨の動きによって循環され、この循環はお母さんのお腹の中にいる頃から始まっているため「第一次呼吸」と呼ばれています。出産後から始まる私たちが普段行っている肺の呼吸を「第二次呼吸」と呼びます。
脊髄硬膜が正常に収縮し同時に後頭骨・仙骨の動きによって一次呼吸が保たれる訳ですが、脊髄硬膜は様々なストレスによって緊張を起こし一次呼吸を乱れさせます。
脊髄硬膜は緊張により伸ばされたり、圧縮されたり捻じれや変形を起こしそれに付着する後頭骨・仙骨の動きを悪くしたりズレを引き起こし、結果、後頭骨に隣接する第一頸椎、仙骨に隣接する骨盤もズレを起こします。
そして重い頭を乗せる第一頸椎、体の中心にある骨盤がバランスを崩すので補正作用として背骨の形に大きな影響をもたらしその背骨から出る神経が体全体の機能に問題を起こし症状となってあらわれます。
脊髄硬膜の緊張を起こす3つのストレス
身体的ストレス(Trauma)
不良姿勢、反復作業、転倒、スポーツによるもの、交通事故、過去の怪我、椅子・机・寝具の不適合など
毒素・栄養ストレス(Toxin・Nutrition)
食品添加物、加工食品、アルコール、タバコ、カフェイン、薬(鎮痛剤、抗生物質、ステロイド等)、栄養不足(三大栄養素やビタミン・ミネラル不足)、消化不良、偏食など
思考・精神ストレス(Thoughts)
社会的ストレス、人間関係のストレス、ネガティブ思考、不安、恐怖、怒り、悲しみなど
生命の制御装置である「脳幹」
脳と脊髄を接合する部分を「脳幹」といいます。脳幹は何百万もの神経で構成され、全身を駆け巡り、連絡を取り合っています。上部頸椎には、身体からのメッセージを脳に伝えるための神経の80%以上が集まっている重要な部分です。
脳幹は、私たちが自覚するしないにかかわらず、身体機能の制御装置として働き、私たちの潜在的な健康をつかさどっています。脳幹は、私たちの感情や人生における経験のすべてを処理するだけでなく、すべての細胞、ホルモン、そして私たちの身体を動かす生まれ持った知性とのコミュニケーションに不可欠です。この生まれ持った知性は、私たちの「治癒」、「再生」、「修復」、「体内の調整」を行います。
また、免疫系、消化器系、生殖器系、循環器系、呼吸器系を正常に機能させるなど、脳幹における正しいコミュニケーションなくして、私たちは最適な健康を手に入れることはできません。
そんな最重要な脳幹ですので、いくら体の中にあるといってもむき出しでは心許ないですよね。そこで頸椎一番と二番は、脳幹を保護する上で重要な役割を果たします。それらは、脳と体のあらゆる部分の間を行き来する神経伝達のための、可動式の鎧のように機能します。
しかし、上部頸椎の位置が間違っていると、脳幹の伝達と健康の可能性に大きな影響を与える可能性があります。また、物理的、化学的、感情的なストレス受けた際など、いち早くシグナルを出し体に反応、処理するという人間の体を守る機能にも影響を与える可能性があります。
たった1円玉2枚分の重さで…
さて皆さん、神経はたった1円玉2枚分の重さ(2g)の圧力が加わると神経伝導が 40 ~ 60% 制限される可能性があることをご存知ですか?
これは1970年代にコロラド大学のChung Ha Suh博士によって実施された一連の研究によって証明されています。
心臓などの重要な器官(またはその他の器官)が、通常のエネルギーの40%しか得られないことを想像してみてください。
当院の施術は、この圧力を解消することで身体の全体的な機能を改善し、身体が可能な限り効率的かつ効果的に機能できるようにします。
当院だからできることがあります
当院では外側から自律神経(末梢神経)を薬やマッサージによる刺激で一時的に神経を興奮・抑制し体を変化させる「対症療法」ではなく、
首のズレによって引き起こされる、全身の制御装置(自律神経を含む)の神経圧迫を取り除き、長年滞っていた問題個所の「治癒」、「再生」、「修復」、「体内の調整」が再開をさせることで体の内側からの回復を図ることが可能です。
このような体の反応は残念ながら症状を一時的に止める「対症療法」では得ることができません。
身体の回復活動が再開すると、神経系、筋肉、血流、リンパの流れ、呼吸、姿勢、関節の動き、ホルモン系が正常に働きだします。
また非常に重要な神経の一つである、各種ストレスを受けた時にいち早くシグナルを出し体に反応を起こしたり、処理したりするという人間の体を守る機能が正常化します。
結果としてお体に起きている辛い症状が解消され、再発しない体になることができるのです。